気づけば部下ができてから、早3年以上は経ったか。
まだ同年代では、上司1年目という人もいるので、そういう意味では先輩で、
「部下の指導って難しい…」
「どうやって部下指導・育成をすればいいのか?」
と質問されたので、要点をまとめてみる。
私の部下指導・育成のやり方は、「7つの習慣」のやり方に則っている。
こちらとしては、望む結果を伝え、やり方は一々指示せずに、やらせてみる。
やり方は任せる。それが委任することだ。
こちらは手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせる。
手段ではなく結果に重点を置く。
仕事では、過程よりも、結果に重きを置くべきだからだ。
そのための委任について5つのポイントがある。
1.望む結果の明確化
委任する側、される側、お互いに具体的な結果を共有しておくべきです。
その時、「どうやって」というやり方よりも、「何を」という結果を追い求めます。
2.目的・なぜそれをやるのか
なぜ、その事柄を委任するのか、何のためにそれを行なうのか、目的を伝えておく必要があります。
3.ガイドラインの提示
何かしらの制約や、ルールなどがあれば、それを説明する必要があります。
全てを自由にしてしまっては、想定外のことも起こりうるからです。それは説明しなかった委任側の責任になります。
4.使える資源・環境
活用できるものは何か、必要に応じて説明をしましょう。
人、もの、お金、ノウハウ、設備、環境、情報、etc.
5.報告のタイミング
結果を評価するために基準等を明確にしておきましょう。
いかがでしたか?
これらは基本となるものですが、そのポイントを押さえただけでは、実際には決して簡単なものではありません。
初めの頃は、想定していた時間の何倍もの時間を要することでしょう。
委任された人物が習熟するまでには、大きな時間と忍耐を必要とすることでしょう。
けれど、それを乗り越えた先には、双方にとってより良い状態となり、良いパートナーとなってくれるでしょう。
そのためにも、まずは委任をはじめてみることだ。
今、それで実際に私はとても効率的に物事を進めることができているからだ。
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