大それたタイトルですが、マネジメントをしていて
伸びそうな社員とそうでない社員との違いは
この点にあるなと感じたので、紹介します。
ポイントは、「相手目線になる」です。
ビジネスの視座を一段階上がる方法
まず、視座って何?という方もいると思うので、視座について説明をします。
「視座」とは、ものを認識する立場、視点のことです。
例えば、
1人称=私、自分目線
2人称=あなた、相手目線
3人称=まわり目線、第三者目線
などですね。
「相手目線に立って、考えなさい」
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
上記の事はご存知の方も多いと思います。
実は今回この話には更にその上がある
という話と具体的なやり方を紹介します。
それを示した図が以下です。
「すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは三人称で考える。」より
視座を上げるとどうなるか?
例えば、社長目線という言葉は、なんとなく聞いたことがあると思いますが、それよりも更に上もあるのです。
業界目線、国家レベルで考えるなど、
更には神の領域(ここまで来ると理解を超えてる…
営業でも成果が出るようになり
顧客を味方につけることができますし
社内での部署間のコミュニケーションでも
信頼関係が生まれ、仕事がしやすくなります。
同じ考え方をできる人が増えてくると、
組織全体のレベルアップにも繋がります。
最後に、具体的なやり方を紹介します。
その場所に立ってみる、座ってみる
これは、例えば2人で話している場合、
その2人の実際に立っている場所や
座っている場所を入れ替えてみるのです。
位置を動かしてみて、
「さっきまであそこに座っている人
(自分)のことをどう思いますか?」
と質問してみるのです。
「自分を客観的に見る」訓練です。
自分自身で自分を見ることはできませんが、
さっきまで居た自分というのを見る
幽体離脱訓練みたいなものです。
職場であれば、他の人の座席に座って、
自分の席を眺めてみるのもありです。
社長の椅子に座ってみる
社長目線の例で言えば、
社長の椅子に自分が座ってみるというのも
1つの手段です。
社長からは、
他の人達をどのような角度で見ているのか、
他の人達はどのような印象で映るのか、
自分の姿はどのように見られているのか
客観的に見ることができます。
相手から見た自分というのは鏡が無いと
見ることができませんので、
まずは実地でその場所に立ってみることで、
頭の中に多くの視点の位置を持つようにします。
日常でできること
日常でもできることで言えば、
カフェやレストランで食事をしている時など、
自席の自分視点から一度離れて、
トイレに立った時などに、自席のテーブルを
見てみた時に他人から見た時にどう映るのか?
また、対面の人から見たら、どのように映るのか?
横の席の人から見たら、どのように映るのか?
後ろの壁が目線に入ったりしないか、
または他の人に目がいったりしないかなど、
日頃から意識してみると、いくらでも練習できます。
(監視カメラのモニター映像を見るイメージ)
どんな変化が現れるか?
これが出来るようになると、
・相手が何を求めているのか?
・相手からどのように思われているのか?
・相手に何を提供したら喜ばれるのか?
が見えてくるようになります。
私自身、無意識的にこれをやる時と、
スイッチのON/OFFの切り替えがありますが、
問題解決策を考える時は必ずこの
3人称、4人称、5人称レベルまで
視点を上げて考えています。
なので、三方良しのような状態が作れ、
落とし所に持っていけるスピードが上がってきますし、
とっさにその判断・行動ができるようになります。
一番難しいのは、自身の気恥ずかしさである
”エゴ”を捨てられないことですが、
まずは洋服を試着してみる感覚で
一度やってみるのがオススメです♪
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。